肥育牛舎の飼槽の幅

肥育牛舎の飼槽の幅が狭いと、当たり前だけど、全頭がエサを食べれない状況がうまれます。人間にたとえたら5人家族で茶碗が4つしかないという状況です。限られたスペースで、みんな仲良くいじめもなくて、すくすくと育っていい牛になってもらう方法を管理者が、もっと真剣に考える時代にきてるような気がします。

牛の頭数を減らす、牛舎を増やすというのが、解決策の一つなんですけど、人間の知恵でどうにかこれ以外の方法で、ハネ牛を減らすことを考えていく必要があるんです。そこを考えて、ご提案するのが管理獣医師の仕事だろうと思っています。厳しい条件の中でも、出来ることは知恵と体を使えば、案外あるもんです。あるかな?

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コメント: 2
  • #1

    キャリームラムラ (月曜日, 27 4月 2015 09:27)

    飼槽を湾曲させたら一頭分ぐらいスペースが増えるかも、でも餌をやる時不便かもしれませんね。

  • #2

    士別動物病院 田口 (月曜日, 27 4月 2015 16:18)

    コメントありがとうございます。
    一つの案ですよね。ただ配合飼料を給餌するときに、レールがついていたりして、湾曲に対応できないということもあります。全部、人間の手でやるというのなら可能ですよね。お金のこと考えないなら、前と後ろに飼槽がある牛舎というのも考えたことがありますけど。設備投資が大変です。やっぱり、牛の頭数減らさないと駄目なのかな?