デーリーマン(2014年3月号)に、村上求さんが初乳の量が重要だということで、以下の表を掲載していました。
初乳給与量(L) | 2 |
4 |
頭数(頭) |
37 | 31 |
日増体量(出生~種付け) |
799 | 999 |
受胎月齢(月) |
14.0 | 13.5 |
2産以後までの生存率(%) |
75.3 | 87.1 |
2産を通しての乳量(L) |
16,025 | 17,051 |
上記の表を見ると、初乳の量がいかに重要かがわかります。最近は、ミルクの量についても日量900gという人も出てきたようです。従来推奨されてきた「量」がどうやら少ないということが、言われ始めているようです。
哺育期の栄養環境、住環境が、その牛の将来を決定することは、現場にいるとつくづく認識させられます。さらに近頃では、母牛の乾乳期、妊娠末期の管理が子牛の将来に影響するという発表も散見されるようになりました。牧場の将来を背負う子牛や、分娩を控えた母牛に対して、管理者は最大の配慮や観察が必要です。
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