6年ごとの輪作と草地更新でマメ科率を維持する

DAIRYMAN、2016、7月号に湧別町の酪農家、志鎌輝嘉さんの草地管理について記事がありました。哲学といい実践といい、素晴らしいと思いました。以下に、抜粋。

1.牧草地は3~4haづつ6ブロックに分けて6年ごとに牧草とトウモロコシを輪作し、次作に移行する時には草地を更新する。

2.新草地での雑草対策は、一番草収穫作業が終わる7月上旬に、掃除刈りを徹底する。そうすることで、8月下旬から9月上旬に品質、量といもに満足できる草がとれる。

3.草種は、オーチャドグラス(20kg/ha)、アルファルファ(3kg/ha)、シロクローバー(1kg/ha)の組み合わせ。

4.採草地への施肥は、年4回。マメ科率を維持するには、リン酸肥料が欠かせない。窒素肥料が多いとイネ科に負ける。

5.生堆肥の散布はしない。堆肥舎は月1回移動と切り返しを行う。

などなど・・・。

詳しいことはわかりませんし、初めて知ることも、たくさんありました。

志鎌輝嘉さんは、牧草地が23haと少ないために、限られた草地から十分な栄養収量を確保するために、混播草地を選択しその維持のために、努力をしているようです。

草に関して、情熱と努力を持って対峙している酪農家は、やはりすごいなぁと単純に感動します。土と草へのこだわり。

農業者のもっとも尊敬されるとろではないでしょうか?