アメリカの農業

 以下の文章は、5年ぐらい前だったかな?農業新聞の記事で、内田樹(たつる)氏の文章です。

 

 日本の農業を米国に倣って、大規模化・機械化・企業化せと説く「強い農業」論者たちがいる。彼らは、まるでそれが「最終的な唯一の正解」のように語るが、残念ながらそのようなものは存在しない。それより、彼らが米国農業の特殊性を見落としていることが、私には気になる。

 米国の農業は、奴隷を200年間にわたって商業作物栽培に使役することでその強大な基盤を構築した。奴隷制度廃止で、「ただ同然の労働力」を失った直後に、今度はテキサスで石油の大鉱脈が発見され、再び米国は「ただ同然のエネルギー」を手に入れた。奴隷と石油。それが米国農業の歴史的アドバンテージの実態である。

 だが、米国の効率的なマネージメントを模倣しさえすれば、日本の農業も「強く」なると論じる人たちが、米国農業の特殊な歴史について言及するのを私は聞いたことがない。

 

自分のメモに上記の文章が書いてありました。今では、このような文章もすっかり目にしなくなりました。

あれから、数年たち、クラスター制度によって、全国各地でメガファームが誕生しました。

さて、日本の酪農も効率化がずいぶん普及しましたが、この先、どのように社会トレンドが進行して、人々の望む価値観も変化していくのでしょうか?

結果は、もう少し時間がたたないとわかりません。